ヤマハ藤田 シーサイドクラブ
メディア掲載 リーガルボート【REGAL REGAL 23 OBX】パーフェクトボートマガジン社
「REGAL 23 OBX」は、昨シーズンから「REGAL」が力を入れている船外機モデル「Outboard Series」のニューモデル。
実質22フィートの艇体に200馬力、または250馬力の YAMAHA 船外機を搭載。
REGAL お得意のハイパフォーマンスボートだ。
いかにもアメリカらしい楽しさにあふれたスモールサイズのデッキボートを、フロリダからレポートする。
Under the Sunshine
REGAL 23 OBX
SEA TRIAL
text: Takayuki Kijima photo: Kai Yukawa, REGAL MARINE INDUSTRIES
special thanks: REGAL JAPAN http://regalboats.jp
■■ リーガルボート 23OBX
PDF版は こちら>>>regal23obx
ワイドビームが魅力のアメリカンデッキボートへ、新たに船外機をインストールサマーシーズンを存分に愉しめる 23フィートのオープンボートの誕生
間もなく50年の節目を迎える「REGAL MARINE(リーガル)」の新たな戦略を窺わせる「Outboard Series」。今回紹介する「REGAL 23 OBX」は、今年4月号で取り上げた「26 OBX」と同様デッキボートタイプの船外機艇だ。こちらはインアウト仕様の「22 FasDeck」の船外機バージョン。インアウト仕様の「FasDeck」シリーズはスクエア形状のバウを持った広々としたデッキレイアウトだが、船外機仕様の「23 OBX」も基本的に「22 FasDeck」と同じである。
「22 FasDeck」は、広々したデッキのピクニックボートとしての使い勝手の良さもさることながら、まるでパフォーマンスボートのような素晴らしい走行性能が最大の魅力だった。その船外機バージョンが「23 OBX」となる訳だから期待できる。
艇体の全長は変わらないが、トランサムのスイミングプラットフォーム分、「23 OBX」の方が長い。艇体はこのモデルも従来と同様に REGAL独自の「FasTrac Hull」と呼ばれるステップハルを採用している。
全長は7.1m、全幅は2.6m。このビームは正確には8フィート6インチ(約2.59m)で、北米のトレーラー基準に合致する。なお前回紹介した一回り大きな「26 OBX」の全幅も8フィート6インチだから、「23 OBX」のボリューム感は想像に難くない。全長こそ1m短いが26フィート艇と同じワイドビームは、こういったピクニックボートにとって非常に大きなアドバンテージとなる。
PerfectBOAT Magazine 掲載
センターウォークスルータイプのピクニックボートらしいデッキレイアウトで、デュアルコンソールの右舷にヘルムス、左舷のナビシート下部にはポターブルマリントイレもセット可能だ。実質22フィートのオープンボートながら「個室ヘッド」を擁する点はファミリーユースを考えれば非常にポイントが高い。バウデッキも中央のコックピットも、シートは前向き、後ろ向き、どちらでも座りやすく工夫されている。クルージングやトーイングスポーツなどシチュエーションに応じて使い分けられる。
「23 OBX」では船内外機を取り外したスペースを主に燃料タンクに費やしている。そのため「22 FasDeck」で151Lだった燃料容量が、「23OBX」では276Lと大幅増。航続距離を云々するボートではないが、燃料を気にせずに遊べるのは大きな魅力となっている。なお船外機艇ならではのメリットをもう一つ。インアウトの「22 FasDeck」とは異なり、エンジンをフルチルトアップすれば、プロペラが完全に水面から出せる。ビーチング時や係留保管の可能性を考えると、これらも大きなアドバンテージだ。
搭載可能な船外機は 200馬力 または 250 馬力。今回の艇にはYAMAHA F250XCA がインストールされており、パワーは十分。ちなみに「22 FasDeck」は 240 ~ 280馬力のインアウトエンジンを搭載するため、ほぼ遜色ないレベルと言えるだろう。
スロットルレバーを軽く押し込めば、「FasTrac Hull」ならではの素晴らしい立ち上がりで、静止状態からほぼハンプを感じさせずに、あっという間にプレーニングする。「22 FasDeck」と同様、REGAL らしい卓越した走行パフォーマンスでアグレッシブな走りをみせるが、ビーミーな艇体のおかげで旋回時の傾きは小さく、安定感が素晴らしい。
REGAL 23 OBX
全長 7.1 m
全幅 2.6 m
喫水 0.9 m
重量 1.769 ton
エンジン YAMAHA F250XCA
最高出力 250 HP
燃料タンク 276 L
問い合わせ先 リーガルジャパン
TEL: 079-322-8800
http://regalboats.jp
フロリダに本拠地を置く REGAL だが、従来から北米だけでなくヨーロッパでも独自の地位を確立してきたブランドである。長らくインアウト艇とインボード艇が主力だったが、2017年のイヤーモデルから「OutboardSeries」が加わった。
最新の2018年ラインナップではシリーズ内に7モデルを揃え、船外機モデルへの積極的なスタンスが窺われる。リーマンショック以降、どちらかといえばヨーロッパマーケットへ積極的に展開していたが、「Outboard Series」の充実は北米回帰の本格化ともとれる。このクラスは日本でもやはり船外機モデルが主力。そういう意味でも、アメリカらしさ満点のハイパフォーマンスボート「23 OBX」は、非常に競争力の高いモデルと言えるだろう。 P.B.
■ モデル詳細解説
■REGAL 社について
独立系ボートビルダーとして知られているREGAL 社(REGALMARINE INDUSTRIES, Inc.)は1969年の創業、間もなく50年の節目を迎える。ボートビルダーの統廃合が著しい中、約半世紀にわたりクック(Kuck)ファミリーが独立経営を貫いてきた。特に中・小型のエクスプレスクルーザーの走行性能の高さには定評があり、また独立系ならではのオリジナリティあふれる意匠や装備品の数々も特徴で、IMTEC の InnovationAward(技術革新賞)や、J. D. Power and Associates Award(顧客満足度)もたびたび受賞している。
■問い合わせ先
リーガルジャパン 【REGAL JAPAN】
日本総輸入販売元 ㈱ヤマハ藤田
079-322-8800
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