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2016/07/18

【実技試験対策】女性が船舶免許を取る時、間違いやすい・覚えにくい2つのこと

図1.jpg
車のバッテリーがあがった、ボンネットを見ないといけない...
そんな時、旦那さんやお店に任せきりにしていませんか?
車にせよ、船にせよ「どこを見たらいいのか」理解していないと何が何やら、頭を悩ませることになりがちです。
そんな女性の方が苦手としやすい、小型船舶操縦士免許の実技試験における、エンジン周りの点検項目や、オーバーヒートの原因や点検項目をまとめてみました。

※点検箇所数は、兵庫県たつの市の姫路教室会場(国家試験会場)で使用する船舶の場合です。


1)エンジンの点検(電気&燃料をチェックすべし)


  

電気系

  ① バッテリー(固定2箇所&全体)
  ② メインスイッチ(▼写真/ONorOFF)

2 バッテリーメインスイッチ.JPG

  

燃料系

  ① コック (ホースに対して水平でOK、2箇所あり)
  ② 燃料フィルター (2箇所、赤リングが沈んでいたらOK、ゴミなしでOK)
  ③ プライマリーポンプ(▼写真/握って固さをチェック)

3 燃料系.JPG

 他、燃料ホースやエンジンオイル、燃料油量、緊急エンジン停止スイッチなど計10項目

 →更に詳しく...「実技テキスト(船外機船)」のP3をご覧ください



2)トラブルシューティング(「オーバーヒートの原因の箇所を点検」が当たった時)

 

◎そもそもオーバーヒートとは?

  エンジン(船舶なら主に船外機)が正常に機能するには、エンジンの温度をある程度一定に保つ必要があります。エンジンの温度が上がっては不具合を生じるため、エンジンを冷却水で常に冷やしています。適正な冷却水の温度を保つ必要があるのですが、この冷却水の温度が異常に上がり熱くなった状態を「オーバーヒート」といいます。

 

◎オーバーヒートしているか否か、どこで確認するの?

  運転席正面の計器で確認します。
  温度計のマークが目印です。

4図2.jpg


◎オーバーヒートの原因は?

ヤマハ藤田の船舶免許教室の実習や船舶免許の実技試験で利用する船舶では、船外機のプロペラの左右に給水口・排水口があります。ここから海水を取り込み、冷却水として利用しているのです。海上では、ビニール袋などの漂流物が、この給水口に貼りき、冷却水の取り込みができなくなることがあります。そうなると、「冷却水不足」に陥り、オーバーヒートですので、船外機のプロペラ付近を確認しなければなりません。


◎「オーバーヒートの原因の箇所を点検」が当たった時の対処法

ハンドル右横周辺にある「チルトスイッチ」を押すと、船外機が上がります。
この状態で、まずは漂流物の有無を確認しましょう。
その後、エンジンを始動して、船外機の検水口から冷却水が出ていることを確認します。
また、エンジンオイルを確認する必要もあります。

以下3点
・(エンジンが切ってある状態で)チルトスイッチを教えて船外機をあげ、船尾から覗き込んで冷却水取り入れ口のゴミやビニールの有無を確認する。
・エンジンを始動し、検水口から冷却水が出ていることを確認する
・エンジンオイルの量を確認する

を、オーバーヒートのトラブルシューティングでは行うことを覚えておいてくださいね。

 →更に詳しく...「実技テキスト(船外機船)」のP10をご覧ください

図や写真でわかりやすい!
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