2011年6月 スタッフブログ一覧
2011年6月20日
四国一周クルージングの旅 秋津洲便り
2011年6月20日(月) 秋津洲Ⅱ様
鳴門通峡後、おまけのつもりで小豆島立ち寄りとしたのですが、草壁で雨と霧に閉じ込められている間に便乗希望者があらわれ、結局草壁に3泊することとなりました。
6月18日 草壁~小海
昨日も午後から霧のための視界制限と、こませ漁による備讃瀬戸航路閉鎖により、入航待ちの巨大船のかなりの数が小豆島大角鼻東方にアンカーリングしていて、夜になっても視界が晴れずに沖から汽笛が盛んに聞こえておりました。
雨も時々激しく降って、デッキからは大きな雨音がしていました。
朝には小雨になっていて、視界もよくはありませんでしたが約2海里程度はあり、今のうちにカッパを着込み7:10出港しました。
地蔵崎を超えるころには雨も上がって視程もやや長くなり、連れ潮もあって土庄沖もすんなり通過し、12:30には小豆島の反対側、小海港に無事入港しました。
6月19日 小海
夜中には激しい雨音が聞こえていましたが朝には霧雨上で、視程は昨日よりやや悪かったのですが、徐々によくなりそうな気配(希望的観測)がしましたので、7:15出港しました。
最後の航海としてもっといい天気を考えたのですが、天気予報では、当分の間好天はありませんでしたのでしかたがありません。
希望的観測通り、視程は2~4海里程度にまで回復し、おかげで底引き漁の盛んな海域でも余分な漁船は見えず、苦労の少ないワッチで、12:30無事にホームポート、網干BPに帰りつきました。
5x日ぶりのホームバースにもやいをとり、今回の航海は無事終了しました。
みなさんお世話になりました。後日総括を報告したいと思っております。
(帰港・手前から2隻目)
2011年6月16日
四国一周クルージングの旅 秋津洲便り
2011年6月16日(木)秋津洲Ⅱ
6月15日 小松島~小豆島・草壁
次航の鳴門の潮時がやや中途半端なので、1日余分に小松島泊まりとし、15日早朝出港に決め、14日は燃料補給と給水を早めに済ませて早寝としました。
15日朝、4:00起床予定が気が付くと5:00.
仕方なく出港準備をし、5:30出港しました。
秋津洲Ⅱ世の隣の岸壁に係留している大型の巡視船「びざん」のマスト灯が消えていましたので秋津洲Ⅱ世も航海灯は省略です。
鳴門転流は7:53、約2.5時間しかなくなってしまいましたが連れ潮でもありますので、エンジンにも頑張ってもらって大急ぎで鳴門大橋を目指しました。
途中、数隻の底引き網漁の漁船と出会いましたが、見合い関係にはならず、すんなりと小鳴門前まで来ました。
この辺には多くの一本釣り漁船が多くいて、さらに橋近くでははえ縄漁もやっており、さらに内航船の通過も多くて、最短距離を狙ったのですが、淡路島側に寄せて行儀よく右側通行を守って最終的に7:50に橋下に到着できました。
橋下通過後からしばらくは潮加減が悪く、いつも通り大きく左右に振り回され、左右の大舵でみっともない状態でしたが、8:00やっと穏やかな海面に抜ける出ることが出来ました。
ここから網干まで約32海里ですが、まだ少し帰りたくない気持ちになりましたので、四国めぐりの付録として小豆島にも立ち寄ることとし、約21海里先の草壁を目的地に決めました。
さすがに播磨灘南部でこれまでにない漁船の多さに、改めてびっくりしました。
小豆島大角鼻に近づくと巨大船が2隻停泊し、さらに大きな自動車運搬船が坂手前で投錨をはじめました。VHF16CHを聞いていますと、水島航路あたりまでこませ網のため航路が封鎖状態とのことで、足止めになっているようです。
小型の内航船などは普通に行き来していましたが、この時期、霧もあって巨大船や不案内な船には厳しいものです。
巨大船が投錨中にその横をすり抜け、内海湾に滑り込み、13:30草壁の高速艇乗り場反対側に接岸しました。
明日からまた天気が悪くなりそうで、ここでまた雨宿りになりそうです。
(小松島港南側は巡視船「びざん」)
(大鳴門橋下)
(デッキでのチャートワーク 鳴門通峡)
(大鳴門橋全景 播磨灘側より)
2011年6月16日
四国一周クルージングの旅 秋津洲便り
2011年6月16日(木) 秋津洲Ⅱ
6月13日 日和佐~小松島
日和佐では天気に恵まれず、4泊もしてしまいました。毎日合羽を着て陸上偵察機をこぎ、あちこち偵察をしていました。ここからまたシングルハンドになりました。
7:00出港
港外に出ると、お天気は曇りで視程はあまり良くなく風は弱かったのですが、南からの大きなうねりで岸辺の岩場では、白く波が砕けていました。
港外訳1NMの由岐の瀬をかわして蒲田岬にコースをとります。
10:10 蒲田岬を約0.5海里離して回航完了。岬南側のシリカバエ、大平バエなどでもうねりで大きく白波を上げていましたが、写真ではほとんどわかりません。
蒲田岬を回ると、逆潮に加え北寄りの風が強くなり船速は約半分になり我慢の時間帯になりましたが、15:00小松島に入港し巡視船「びざん」の隣?に係留しました。
途中、阿南市沖、青島付近から底引き網漁の漁船が増えてきて、走りにくくなりました。
次航はいよいよ最後の橋になる大鳴門橋をくぐります。
(日和佐出港)
(蒲田岬南方より)
(蒲田岬回航)
2011年6月11日
四国一周クルージングの旅 秋津洲便り
6月11日(土)秋津洲Ⅱ
6月9日(木) 室津~日和佐
今日は室戸岬周辺の観光など、陸に未練はありましたが日和佐に向かうことにしました。
昨日、製氷会社前につけていた大阪から奄美に向かうカタマランが夕方に、氷を積み込みに来る漁船がいるため邪魔になるとのことで、シフトをすることになりましたが、適当な場所がないため秋津洲Ⅱに横抱きしてやりました。
6:00出港予定ということでしたので、秋津洲Ⅱも6:00出港に決めました。
朝5:30スタンバイしていると、件のカタマランが食料積み込みを忘れたとのことで、スーパーが開くまで出港を遅らすことになりましたが、こちらはそのまま5:50出港しました。
ここの港は、入口がせまくそのままの幅で奥が深くて、奥部と途中に深く入り組んだ船溜まりがあって、波の入り込みはなく、静かな港でした。
今日は雨はありませんが、どんよりした曇り空で、東よりの風がわずかに吹いている程度で、セールは役に立ちません。
しかたなく機走のみ(ほとんど毎回ですが・・・・)で室戸岬に向かいました。
途中にはシイラ漬けが結構見られました、
地元の漁船も10数隻みられ、ほとんどがはえ縄漁をしていると思われました。
6:50室戸岬を訳1マイル離してまわり、コースを牟岐の大島に向けて紀伊水道を北上します。
かつての記憶では、この付近は紀伊水道に出入りする本船がたくさん見られ、コース取りに苦労しましたが、今回は全く大型船の姿はなく、楽に回船完了で、しばらくしてから同行船2隻と反航船1隻に出会い、ずいぶんまばらな感がしました。以後ずっと同じ状況です。
昼前、ふと船尾を覗き込みますと狐のしっぽみたいな、茶色の長いものが見えました。
すぐにエンジンレバーを前身、後進交互にふかしますと、ホンダワラの大きな塊が流れ出し、無事密航者には退散してもらいました。
牟岐大島の岸近くには数隻の漁船がみられ、日和佐沖にも釣り船らしき漁船が数隻みられましたが、多いという感じではなくゆったりと日和佐に向かい、15:00一番奥の岸壁に横付けし、漁協に連絡して一応の許可をもらいました。
明日からしばらく悪天候が予想されますので、当分ここに居すわることになりそうです。
ここ日和佐は思い出いっぱいの港で、港の様子はあまり変わっていませんが、陸の町並みは全く変わっており。別の街になっていました。
(室津港入港)
(室戸岬回航中)
(室戸岬回航完了)
2011年6月11日
四国一周クルージングの旅 秋津洲便り
2011年6月11日(土)
6月8日(水)
今日は室戸むけになります。
8:10 小雨の残る高知YCのビジターバースを出港。
港外は風なし、南からのうねりが約1.5程度、視程は約4~5NMで穏やかな土佐湾を室津港向け機走です。
しばらく走っていると、高知向けの時に見なかったシイラ漬けの筏が次々に現れてきました。
水深50m~130mあたりに仕掛けられているようです。
シイラ漬けの効果かも知れませんが、ケンケンにシイラがヒットしました。ついにシイラをゲットです。
長さは78cmでまあまあの大きさです。仕掛けを戻すとすぐにまたシイラがかかりましたが、こちらは70cmクラスでした。乗員は3名しかいませんので、1匹あれば十分なので小さい方はリリースしました。カツオ、マグロ狙いでしたがシイラでは気合いも入らず釣れてもかわいそうなので仕掛けを仕舞い込みました。
78cmのシイラはすぐに血抜きをして3枚におろし、刺身、バター焼き、南蛮漬け、唐揚げ等用に切り分け、昼食・夕食に少しずつ食しましたが、あまり評判はよくありませんでした。もったいないことですが残りはリリースでした。
昼過ぎから東よりの風が強くなってきましたが、そのまま機走で14:30室津港に入港し、製氷会社横の岸壁に横付け出来ました。
(シイラ漬け)
(シイラGET)
(シイラ解体)
2011年6月11日
四国一周クルージングの旅 秋津洲便り
2011年6月11日(土) 秋津洲Ⅱ
6月5日(日)
昨日(4日)夕方に入港し、本日早朝に出港した広島籍の40フィートオーバーのパワーオートが足摺沖でのトローリングをおえ、再度入港してきました。
戦果はよくわかりませんでしたが、シイラなどがチラッと見えましたが、大物はいなかったようです。
彼らはすぐに出港していきましたので、秋津洲Ⅱも17:30もやいを解き出港しました。
出港間もなく足摺沖で日没を迎え、今航海初めての夜間航海に入ります。
土佐湾のシイラ付けが気になりますので直接高知を目指さずに、少し遠回りになりますが沖寄りコースをとって、夜明けとともに高知港を狙うこととしました。
沖寄りのコースは、足摺~室戸間の内航船やフェリーが多く、彼らに沿って走っていれば次々と対向船、追い越し船が現れ、退屈しないで済みます。
6月6日(月) 4:30には完全に視界が開け高知港に向けることが出来ました。
須崎沖付近より、沖の水深100m付近で漁船が停泊し、周囲に広く、10本程度の旗を立てて何かの漁をしているのが数隻見られました。
それらを交わして10:00高知と港口に到着しました。
港入口には浦戸大橋が見えます。
今航海?本目の橋をくぐります。
橋下から約1Mでヨットだまりが見え、TEL連絡でビジターバースを確保し、11:00無事高知到着となりました。
ここの高知ヨットクラブは利用者の自主運営で立派なクラブハウスやポンツーンを運営されており、ビジターバースも確保されていて、水と陸電もサービスしていただきました。
6月7日(火)
天気予報も良くないため出港見合わせとし、小生は陸上偵察機1号を出動させ、合羽装着で桂浜観光と国民宿舎にての入浴と昼食を楽しんできました。
行きは昨日下をくぐった浦戸大橋を渡りましたが、歩道部がせまく自転車をおして歩くだけていっぱいになり、対向車があれば交差は無理な幅で車道にまではみださなければなりません。幸いにも歩道や自動車には全く出会いませんでした。橋中央部は海面上40m以上ありますので(海図では橋下39m)結構急な坂道でした。橋の中央頂上部では、小雨で視界もぼんやりしていましたがなかなかの景色でした。
帰りは海岸線に沿って回り道をし、県道の渡し船を利用しました。この渡し船は朝6:30~夜20:00、一日20便運航されており、人・自転車・125cc以下の原付のみ利用可能で料金は無料です。(感謝)
もう1グループは日本三大〇☓観光地といわれる「はりまや橋」路線バス利用で出かけました。
(竜馬像)
(国民宿舎桂浜荘浴場からの眺め)
(浦戸大橋上から室戸方面)
2011年6月 5日
釣果情報 スズキとコチ
2011年6月5日(日) YF-23オーナー様
船は順調です。
近々バッテリーを前のキャビンの入口に移設しようと思っています。
こちらでは、スズキとコチを専門に漁師時代から釣っています。
活きエビのふかせ釣りです。
2011年6月 5日
四国一周クルージングの旅 秋津洲便り
2011年6月5日(日) 秋津洲Ⅱ
6月1日(水)
ずいぶんお世話になった工事中の岸壁を離れ、給水に向かいました。
給水場はヤマハ藤田紹介の南予オートセンターさんのマリーナで、坂下津マリーナで桟橋はやや小ぶりでアンカーが邪魔になり、完全に横付けは出来ませんでしたが、水深は十分で風あたりもなく仮接岸で給水していただきました。
手際のよいアシストで、すぐに給水を終えることが出来ました。ありがとうございました(合掌)。
給水をおえ、元の工事中岸壁に戻りましたが、現場監督に接岸を断られているところに、向かい側の船溜まりの漁師さんに「うちの横に来い」と誘わりましたので、おことばに甘え、向かいの大浦漁港船溜まりに入れ、さらに姫路からの2人を待つことにしました。
夕方、2人を加えて総勢4名と地元漁師さん1人を加え、夕食は船上パーティとなりました。
翌6月2日は早朝より大分県佐伯に向かいます。
(南予オートセンター・マリーナ)
6月2日(木)
本日はフルメンバーになりましたので、約50Nm先の大分県佐伯市の佐伯大入島海の駅に向かいます。
5:45 宇和島出港
豊後水道を渡ります。
梅雨時期でもあり、雨こそ降りませんがどんより空で風はほとんどなしです、久しぶりに機帆走にしました。
昼前、佐伯沖でやっと雲が晴れまして、きれいな海と空が現れましたが、メンバーの1人のご家族に不幸があり、帰姫のため下船することになって急遽佐伯港の旅客船乗り場に接岸し、JRの佐伯駅へと見送りました。
その後、大入島海の駅に13:30に接岸し、本日の豊後水道横断航海は終了です。
(佐伯入港ワッチ)
6月3日(金)
昨日1人欠けて3人になりましたが、予定がずいぶん遅れていることもあり、途中の港の情報もあまり芳しくないため、直接土佐清水に向かうとこになりました。
4:00 スタンバイし、水面が見え始めた4:30出港。
港外の天候は曇り、風は風力3程度はありますが、風向は定まらないので、セールはあきらめてエンジンのみの機走となりました。
12:15 宿毛湾を抜け15:30土佐清水入港。最奥の岸壁に地元漁師さんに誘導してもらい無事横付け出来ました。
この付近の漁師さんは本当に親切でありがたいことです。
途中せっかくの宇和海の風景も天気に恵まれず、写真はダメでした。
6月4日(土)
休養日に決定。
久しぶりに陸上偵察機フル稼働としましす。
まず、午前中にエンジン整備で、オイル交換と各部点検で費やし、11:30より足摺方面約35kmの偵察に出ました。
数十メートルのアップダウンを繰り返して約18kmを走り、足摺西の臼碆に到着。
道路から約150mのとりつけ道(幅4尺)を走って灯台に到着し、絶景を楽しみました。
次いで約8kmを走り、足摺岬灯台へ。いつも下から眺める灯台の陸からの眺めを楽しみました。
14:00遅い昼食を済ませて、16:00帰船。
足が棒になりました。
明日は夕方出港し(天気待ち)て明後日6日昼前に高知入港を計画しています。
(足摺岬灯台)
(臼碆灯台入口)
(臼碆灯台)
2011年6月 2日
四国一周クルージングの旅 秋津洲便り
2011年5月31日(火)秋津洲Ⅱ様
台風2号報告
28日に台風養生を終えたころ、岸壁の埋め立て工事をやっている会社の台船とタグボートが台風避難にやってきました。
タグボートの船長の話では、今回の台風のコースであればほとんど影響はないそうですので一応安心です。
29日夕方には993hPaまで気圧がさがりましたが、風はほとんど感じられず、最接近時(南方約80NM)でも全く風は同じで、結果論ではありますが、いい港といい岸壁に恵まれて本当にラッキーでした。
30日朝方からやっと吹き戻しと思われる西寄りの風となりましたが、波が少し高くなったと感じられる程度で、時折晴れ間も見られるようになり調子に乗って、15:00過ぎ、久しぶりの銭湯に出かけましたが、風呂からあがって外に出ると猛烈な吹き降りで合羽は持っていましたがズボンは無し。しかたなく風呂屋の斜め前の食堂に飛び込んで贅沢にも、うな丼とビールで夕食としました。
夕食後も雨風は変わらなかったので、100mほど離れた商店街のアーケードで雨宿りをしようと駆け込んだところ、すぐ前に土産物屋があり、そこの親父さんと世間話を1時間ほどやっているうちに雨も小降りになりましたので、お土産に安物の「牛鬼」を1つだけ購入し船に戻りました。
しっかりした雨のおかげで、気温はずいぶん下がって、船に帰る頃には寒くなり湯冷め一歩手前でした。
31日、まあまあの天気となりましたので陸上偵察機発進で市内観光に出ました。
あちこち走りまわり、愛媛丸記念碑やいろいろ見て回りましたが、いたる所で巨大な牛鬼に睨みつけられ、怪しげな不審老人は追い出されるのではないかと少々不安になりました。
写真は宇和島市総合○△センター前公衆電話BOX屋上のブロンズ製牛鬼です。
この牛鬼の材料は秋津洲Ⅱの材料と兄弟です。
15:50 JR宇和島駅に新規参加のメンバーを出迎え、6月1日はさらに二人が到着する予定で、フルメンバーでにぎやかになります。
(宇和島港台風2号避難中)
(変わり種?牛鬼)