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リーガルボート【REGAL 28Express Bimini Blue】パーフェクトボート誌 メディア掲載

アメリカの名門ボートビルダー「REGAL BOATS(リーガル)」にはエクスプレスクルーザーを中心とした20~42フィートのラインナップが揃う。

中でも今回紹介する「REGAL 28 Express」は定番の人気モデル。

今回は真夏の意味に似あう”Bimini Blue”と呼ばれるREGALのコーポレートカラーをまとったモデルが日本に上陸した。

ややチョッピーな神戸沖の海域で34ノットを叩き出した。

 

REGAL JAPAN https://regalboats.jp

 

REGALのコーポレートカラーBimini Blueのハルがお洒落なアメリカンクルーザー

熟成を重ねアイデア満載の使い勝手の良さ、34のっとオーバーの必要充分な走り

 

 

数多いアメリカのボートビルダーの中でも「REGAL BOATS(リーガ ル、Regal Marine Industries, Inc.)」は特殊な立ち位置を維持している。

REGALは北米で特に人気のあるエクスプレスクルーザーを中心にライン ナップしているが、こういったボートビルダーは、さま ざまなコングロマリットに属し離合集散を続けてきた ケースが多い。

しかしREGALは1969年の創業以来、 Kuckファミリーによる一貫した家族経営が特徴。

独立 系ボートビルダーの中では米国最大手とされるような 規模となった現在もKuck一族が経営を続けている。

その独自性は数々 のアワード受賞にも表れており、業界を牽引する存在でもある。

現在のラインナップは「Bowrider」、「Surf」、「SAV」、「Express Cruiser」「Yacht」の5つのカテゴリーに分かれており、中でも「Bowrider」は 「Sterndrive Bowrider」と「Outboard Bowrider」の2種類があり20 ~ 36フィートのレンジにそれぞれ7艇種合計14モデルが揃う。

「Surf」はス ターンドライブ仕様のウェイクサーフィン&トーイングス ポーツ用モデルで3艇種、「SAV」はコンソールなどを右 舷に集中させた斬新なスタイルのフィッシングモデルでア ウトボードの33フィートと38フィートの2モデルをライン ナップ、「Express Cruiser」は6モデル揃い「26」と「33」 にはスターンドライブ仕様とアウトボード仕様の2種類がある。

「Yacht」は 36、38、42フィートの3サイズで全10艇種が揃う。

近年はアウトボードに力 を入れており、フラッグシップの42フィートモデルはフライブリッジタイプとクーペタイプそれぞれにアウトボードモデルを用意している。

全部合わせる と20~42フィートのレンジに全35モデルという充実のラインナップである。

今回紹介するのは28フィートのエクスプレスクルーザー「REGAL 28 Express(リーガル28エクスプレス)」。

2012年がデビューイヤーだから実 に10年以上続いている定番中の定番モデルだ。

もちろ んREGALの常で、世界中のカスタマーからのフィード バックを受け年々微細な仕様を変更し続けて熟成度を 増してきたモデルでもある。

全長8.76m、全幅2.59mとやや細身だが、これは アメリカ国内を特別な装備や資格なしに合法的にトレーラーで牽引可能 な全幅の最大値となる。

そのため船底からウィンドシールドまでの高さは 2.70m、ドライブ最下部からタワー下部までも3.42mとやや高めだ。そし てその分、キャビン内のヘッドクリアランスはしっかりと確保されている。

デイクルーズはもちろん少人数での週末のマリーナステイにもしっかりと 対応してくれる。

 ハルカラーは “Bimini Blue(ビミニブルー)” と呼ばれるREGALのコー ポレートカラー。

真夏の海に映えるカラーリングで、桟橋に係留された状 態でも非常に目立つ。

なおREGALのハルカラーバリエーションは実に豊富 で、さまざまな組み合わせから選べるのも魅力の一つだ。

桟橋からスイミングプラットフォームに乗り込む。

左舷 後部にはドアが設けられており、ここからコクピットへア クセス。

深めのコクピットは左舷後部から中央へ向かっ てウォークスルーが斜めに繋がる。

右舷後部には大型の ベンチシートがあり、ここは「UltraLounge(ウルトララウンジ)」と呼ばれる。

サンベッドにも可変で非常に広々したスペースが確保されており、下部に はストレージも内蔵されている。

その前側対面にもシートがあり、中央には テーブルを配置可能。

左舷側にはシンク、クーラーボックスが備わり、素 晴らしいラウンジスペースとなっている。

コクピット左舷には長めのベンチシート、右舷全部がヘルムステーショ ンとなる。

コンソールには大型で握り心地の良いステアリングホイール、各 種航海計器類のディスプレイ、スイッチ類がバランスよく配置されている。

またバウスラスターのジョイスティックも左側に配置。

シフトレバーは艇体 の右側面に取り付けられている。

このあたり細身の全幅ならではのアレンジと言えるだろう。

ヘルムステーションの左手にはロアデッキへのアクセ スドアが設けられているが、このドア自体に段が付けられており、フォア デッキへのアクセスステップになっている。

ウィンドシールドの中央を開 ければ広大なフォアデッキへアクセスできる。

また今回の艇には可倒式の Power Tower(パワータワー)も装備、ボタン一つで倒すことができ、リバー クルーズで橋をくぐる際などにメリットを発揮する。

キャビン内はステップを降りてすぐ左手に大型個室ヘッド、右手にロア ギャレーを備える。

前部にはU字型のソファがありベッドスペースとして も使用できる。

また舷側に大型のウインドウがあり採光性も高い。

ミジップ キャビンはクイーンサイズのベッドを備えている。

28フィートクラスとして はヘッドクリアランスが十分に確保されており、サイズ以上のボリューム 感で、2 ~ 3名が余裕で室内に宿泊できる。

シートライアルは神戸沖の海域。

当日はやや風があり水面もチョッピー な状態だった。

早速、直線で最高速まで加速させる。

この日のトップスピードは34ノットをマーク。

もう少しコンディションが良ければ35ノット までは伸びるかもしれない。

フラップを微調整しバランスを取る。

次第に このボートの走りに慣れ、面白くなってくる。

スターンドライブ艇特有のク イックなレスポンスで、旋回性能はかなり強烈だ。

ややバンクがきつくなる ため、風や波の向きには注意が必要だろう。

30ノットでの高速スラローム には向かないが、コツさえつかめば面白い走りを見せてくれる。

他にはないお洒落なデイクルーザーであり、マリーナステイも楽しめる 一艇「REGAL 28 Express」。

10年の長きにわたってREGALのラインナッ プに存在する人気モデルだけあって、その完成度は高い。

 

REGAL 28 Express

全長 8.76 m

全幅 2.59 m

喫水 0.86 m

重量 3.49 ton

エンジン MERCURY MerCruiser 6.2L 300

BIII CAT DTS 最高出力 300 HP

燃料タンク 276 L

清水タンク 68 L 問い合わせ先 

リーガルジャパン  TEL: 079-322-8800 https://regalboats.jp

 

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https://www.youtube.com/watch?v=Mx2LI9F7S4U

[株式会社パーフェクトボート発行「パーフェクトボート2月号2023」より転載]

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