ヤマハ藤田 シーサイドクラブ
2017年3月2〜5日の4日間、パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナの2会場に分かれて「JAPAN INTERNATIONAL BOATSHOW 2017」が開催された。
JAPAN INTERNATIONAL BOATSHOW 2017 横浜ベイサイドマリーナ会場
まずはパシフィコ横浜会場からご紹介しよう。こちらの会場には国産の主要メーカーを中心に中型・小型のボート、PWC(水上オートバイ)、各種マリンエンジンやアイテムが展示された。残念ながら国産艇はマイナーチェンジが中心で目新しいニューモデルは少なめだった。しかしながらヤマハからは新たな提案として、ラグジュアリースタイルのデッキボートのコンセプトモデルが登場。ヘルムマスター搭載のかなり攻めている内容のボートだった。その他、ヤンマーからはEXシリーズのプロトタイプも展示され、こちらも積極的なアピールが行われていた。またPWCメーカー3社による共同企画「PWCワールド」のコーナーでは、従来のような単なるPWCの展示だけでなく多彩なイベントが組み合わさり、PWCの魅力を発信していた。
JAPAN INTERNATIONAL BOATSHOW 2017 パシフィコ横浜会場
JAPAN INTERNATIONAL BOATSHOW 2017 開会式
ヤマハのコンセプトモデル
ヤンマーEXシリーズのFB付きプロトタイプ
マリンライフを彩るクルマやアクセサリーなどプレミアム感満載の「マリンライフスタイルゾーン」という異色のコーナーも登場。日本のボートショーにしてはかなり気合いが入っている展示だった。会期を通じて行われ、最終日に投票がなされたのがボートメーカー対抗の「これが私のボートフィッシング」というイベント。釣り好き、海好きの女子と各ボートメーカーがチームを組み、オススメのボートフィッシングのプレゼンテーションが行われた。なかなか華やかな雰囲気に!
「これが私のボートフィッシング」最終プレゼンテーション
ISETAN MEN'Sの出展も
3月2日に開催された日本ボート・オブ・ザ・イヤー2016の表彰式ではグランプリ艇も発表され、今年はトヨタマリンの「PONAM-28V」が受賞した。3月3日は「プレミアム・ナイト」と題され、20時まで延長して開場。夜はジャズを中心としたステージイベントも行われ一層のプレミアム感を醸成。全般に例年とはちょっと違った雰囲気のボートショーだったように思う。またボートショーを訪れる客層も変化したようだ。PWCワールドなどのイベントの影響か全般に従来よりも若いボートユーザーが目立っていた。一方でヨットブースは高齢化しており、日本のボートユーザー、ヨットユーザーの年齢分布を際立たせるようなボートショーとも言えた。
日本ボート・オブ・ザ・イヤー2016はトヨタマリンの「PONAM-28V」が受賞