ヤマハ藤田 シーサイドクラブ
2017年1月、LEXUSは米国・マイアミで実施されたブランドイベント“Through the Lens”にてLEXUSブランド初のスポーツボートとなる「LEXUS Sport Yacht Concept」を発表。まもなく日本上陸?!
LEXUS Sport Yacht Conceptが登場
LEXUS Sport Yacht Conceptはクルマだけに留まらないLEXUSの新たな可能性を示すものとして提案されコンセプトモデル。トヨタ自動車は1997年から、プレジャーボートの開発、生産、販売を行っている。トヨタのマリン事業が20年目を迎えるのを記念して今回のコンセプトモデルの提案が行われた。20年間で約900艇のボートを日本国内で販売、その間に培ってきた技術やノウハウを最大限に活用して新たなオープンクルーザーが生み出された。
開発にはLEXUSのチーフブランディングオフィサーの豊田章男氏も関与。自動車のイメージの強い豊田氏だが、日本国内でも実際にPONAMシリーズにはかなりの時間試乗しているそうだ。
Lexus International Co. 豊田章男チーフブランディングオフィサーのコメント
「私達は、モビリティの可能性を海にも広げたいという思いのもと、かねてからマリン事業に取り組んできました。LEXUS Sport Yacht Conceptは、LEXUSが提供するライフスタイルを拡げる新たなモビリティの提案です。」
今回のLEXUS Sport Yacht Conceptには、LEXUSブランドのデザインフィロソフィーに基づいた流麗なフォルムと高級感のあるインテリアを採用している。これまで自動車で表現してきたLEXUSのデザインフィロソフィーを、クルーザーで具現化させた。立体的なフォルムと曲線美を追求、優美かつ躍動感のあるスタイリングを実現している。コックピットのシートは前向きにも横向きにも座れる左右非対称の形状とし、外観との一体感を演出。バウに設けられたキャビンは「和」を意識した落ち着きのあるデザインを基調としている。黒のガラスフローリングや情緒感のある照明を使い、非日常的な空間を演出している。
パワートレインはLEXUS “F”モデル(RC F・GS F)やラグジュアリークーペLCに用いているエンジン、2UR-GSE V型8気筒5リッター自然吸気エンジン(450馬力)をマリナイズして2基搭載。レース用ドライブと組み合わせたインアウトを採用している。艇体はレース艇やパフォーマンスボートに多く用いられるステップハルで、カーボン繊維をインフュージョン成形し、高剛性・軽量化を実現している。またPONAMでもお馴染のジョイスティック操作を採用、安全でスムーズな離着岸を可能にするドライブアシストシステムと、海上でボートの位置や方向を保持するためのバーチャルアンカーシステムを装備している。
なお造船所は米国のMARQUIS(マーキー)社だ。トヨタマリンの担当者によるとLEXUS Sport Yacht Conceptは当初3月のJAPAN INTERNATIONAL BOAT SHOWに登場させる予定もあったそうだが、日本には3月下旬以降に上陸予定とのこと。メディアにお披露目されるのは5月頃の見込みという。改めてご紹介したい。
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SPEC
全長:12.70m
全幅:3.86m
エンジン:2UR-GSE(450馬力)×2
定員:8名
最高速:43kt